キーボードの紹介

技術士

東プレのWebサイトを見ると、2001年に個人用途向けに販売、とあるので、もう20年以上前から販売されている国産のいわゆる「高級」なキーボードの話です。販売当初から評判で、秋葉原で売っているのを知っていたので、よく見に行ってました(2000年当時は横浜に住んでいて、よくバイクで秋葉原に行ってました)。

ただ、キーボードに何万円も出す気にはならず、いずれは買おうと思って20数年・・・

パソコン本体を新しくしたこともありまして、勢いで買ってしまいました。

箱がすでに高級感あります。(どうせ箱は捨てるので)そんなところにお金をかけず、もっと安くしてくれたらいいのにな、とも思うのですが、ワクワク感は確実に得られます。こういったところもプレミアムな製品の演出、でしょうか。

箱を開けると、これまたがっしりとした梱包です。キーボードそのものがけっこう「重い」ということもあります。

ケーブルをまとめるベルクロ型のテープも、ちょっとした専用感を持たせてます。凝ってますね。ちなみにbluetooth接続モデルもあるのですが、無線がいまいち信用できないのと、電池が切れたらどうするんだということで、有線型を購入しました。どうでもいいんですが、私は基本的には有線派でして、LANが使えるならハブを使ってでもLAN優先です。

上がこれまで使っていたパソコン付属のキーボード、下が今回購入したキーボードです。

ちなみに、写真の下の「REAL FORCE」は、静電容量無接点方式です。静電容量の大小で押されたか押されてないかを判断していて、いわゆるスイッチのような「接点」がありません。キーがどこまで押されたら入力したこととするのか、設定することが出来ます。つまり、キーを最後まで押し込む必要がありません。上のキーボードはメンブレン式と言い、ゲームのコントローラのスイッチにも一般的に使われているのでかなり一般的ですが、キーの下にはシリコンのゴムシートがありまして、その反発力で押したキーが戻ります。安価に製造できて、柔らかい打鍵感です。あと、機械式(メカニカル式)のキーボードもありまして、こちらはキーの一つ一つがカチカチといういわゆるスイッチですので、コストは比較的高いものになります。

方式によって、打鍵感はかなり異なりまして、個人によって好みがありそうです。「REAL FORCE」が好まれている理由の一つが、この「静電容量無接点方式」の打鍵感、かと思います。大量にテキストを打ち込む人にとっては、この打鍵感は大きなポイントになるかと思います。うまく表現できませんが、メンブレンは「ペタペタ」、機械式は「カチカチ」、静電容量式は「ストスト」という感じです。一方で、そんなのは慣れの問題、という考えもあり、実は私はどちらでもあんまり違和感はありません(そんなに大量にテキストを打たない)。

それよりも私が感じた大きな違いは、キーの高さ、でした。

写真を見て頂いても分かるんですが、キーの高さが全然違うんです。今回購入した方が高い。また、キーの面積も違います。今回購入した方が「狭い」んです。山のようになっている、と表現しましょうか、それがどうした、と言いますと、

打ち間違えにくい

んです。上のキーボードは平べったいので、隣のキーも一緒に押してしまう場合もあるんですが、下のキーボードはキーがとがっているので、隣のキーに触りにくい構造になってるんです。

メンブレンの感触が好きで、正確にキーを押せる方なら、このキーボードは合わない、ような気はします。ふにゃふにゃの打鍵感ではなく、サクサクとしたキー感触のほうが好きで、微妙に打ち間違える方なら、このキーボードはばっちりハマると思います。また、ほんの少し触れるだけで入力することも設定できるので、大量に打ち込む方は疲れないと思います。実際に試せる店は少ないですが、見かけたら試しに触って頂くのもよろしいかと思います。